女子代表が銀メダル。男子代表も、クウェートに勝ってベスト4へ。 愛知・名古屋アジア大会は、メダルを争う一週間になりました。
日本時間21日未明には、車いす日本代表も世界選手権で初の銀メダルを獲得。 諸岡晋之助選手は、男子MVPと得点王に輝いています。
代表戦を追っている間にも、国内では大学の優勝が決まり、クラブの契約発表が続きました。 気になったニュースから、今週のハンドボールを振り返ってみてください。
対象期間は2026年9月21日〜27日。情報締切は9月27日23:59(日本時間)です。 男子代表は準々決勝までを収録しています。28日以降の続報は、日本代表の全試合・選手別成績で確認できます。
| 今週の動き | 押さえておきたいこと |
|---|---|
| アジア大会 | 女子は5勝1敗で銀メダル。男子は準々決勝を突破 |
| 車いす世界選手権 | 日本が銀。諸岡選手が男子MVP・得点王 |
| リーグH | BMの契約発表、4クラブ23選手の追加登録、琉球の監督公示 |
| 大学リーグ | 中四国は男子高松大・女子環太平洋大が全勝優勝 |
| 学校年代 | U15東海は男女とも三重が1位。高校・小学生大会も結果が確定 |
女子は5勝1敗で銀メダル。韓国との最終戦は4点差
女子日本代表の「おりひめジャパン」は、銀メダルで大会を終えました。 前週の2連勝に続き、22日はホンコン・チャイナ、23日は中国、25日はカザフスタンに勝利。 5戦全勝で、27日の韓国戦を迎えています。
中国戦では藤田明日香選手が合流し、大会で初めて16人全員がそろいました。 33-27で勝ったこの試合は、チームが全員で戦う一歩にもなっています。 日本ハンドボール協会(JHA)の中国戦レポート
韓国戦は、前半を12-16で折り返しました。 後半は11-11。前半についた4点差を埋められず、23-27で試合を終えています。 最終成績は5勝1敗で2位。金メダルには届きませんでしたが、銀メダルを手にしました。 韓国戦と最終成績
今回の女子は、7チームが一度ずつ対戦する総当たり方式です。 韓国戦は「決勝トーナメントの決勝」ではなく、優勝を争う大会最終戦でした。 JHAの大会方式・日程
今週の日本代表7試合を、まとめて振り返ろう
スコアはいずれも日本側を左にしています。 前週に行われた男女の初戦は、今回の表には重ねていません。
| 日付 | 区分 | 対戦相手 | 日本の結果 |
|---|---|---|---|
| 9/21 | 男子予選 | ホンコン・チャイナ | 44-17 |
| 9/22 | 女子 | ホンコン・チャイナ | 39-16 |
| 9/23 | 女子 | 中国 | 33-27 |
| 9/25 | 女子 | カザフスタン | 39-24 |
| 9/25 | 男子予選 | カタール | 28-37 |
| 9/26 | 男子準々決勝 | クウェート | 37-32 |
| 9/27 | 女子最終戦 | 韓国 | 23-27 |
男子はクウェートに37-32。準々決勝を勝ち切る
男子日本代表の「彗星JAPAN」は、21日にホンコン・チャイナへ44-17で勝利。 25日のカタール戦は28-37で敗れ、予選A組を2勝1敗の2位で通過しました。
翌26日の準々決勝では、クウェートに37-32で勝っています。 前半は23-12と大きくリード。後半に追い上げられましたが、勝ち切りました。 中田航太選手と杉岡尚樹選手が各9得点、蔦谷大雅選手が8得点を挙げています。 JHAの準々決勝レポート
9月27日時点で、日本はベスト4入りです。 その時点の予定では、28日15時にバーレーンとの準決勝、29日にメダルを決める試合が組まれていました。 この週報では、まだメダル獲得が決まった段階ではないことを分けておきます。 9月27日掲載の準決勝予告
誰がどの試合で得点したかも気になったら、男女の選手別成績へどうぞ。 こちらは週報の締切後も更新しているので、続く試合の結果も追えます。
車いす代表も銀メダル。諸岡選手は男子MVPと得点王
第4回IHF車いすハンドボール世界選手権の決勝は、日本時間21日午前3時に始まりました。 開催地スペインでは20日夜です。 前号の週報で締切後の速報として伝えた結果を、今週の大会総括とともに振り返ります。
日本はスペインにセットカウント1-2で敗れ、初の銀メダルを獲得しました。 各セットは日本から見て9-13、17-5、5-6。最後は1点差でした。
この大会は、男女混合の4人制です。 勝敗は試合全体の合計点ではなく、取ったセットの数で決まります。 第2セットで大きく点差をつけても、最終セットを落とすと試合には勝てないんですね。 IHFの決勝レポート
諸岡晋之助選手は、決勝で日本の31得点中25得点を記録しました。 大会通算では59得点で得点王に。最優秀選手にあたる男子MVPも受賞しています。
車いすハンドボールには2点になるシュートもあるため、得点と成功本数は同じではありません。 ここでの「59」は、シュート59本ではなく59得点です。 JHAの大会総括/IHFの個人表彰
リーグHは開幕準備へ。契約発表と登録は分けて読もう
アースフレンズBM東京・神奈川は25日、山﨑智之選手と谷口俊選手の契約に関する発表を掲載しました。 いずれも2026-27シーズンについての発表です。
山﨑選手の公式記事は、見出しが「基本合意」、本文が「契約締結」という表記です。 谷口選手の公式記事は、見出し・本文とも「契約締結」としています。 谷口選手は本人コメントで、選手兼GKコーチとして取り組むと説明しています。 GKはゴールキーパーのこと。プレーだけでなく、同じポジションの選手を支える役割も担います。 山﨑選手の発表/谷口選手の発表
リーグHは22日、18日付で追加登録された23選手を公示しました。 内訳はBMが4人、安芸高田わくながが1人、琉球コラソンが17人、香川銀行が1人です。
「23人が新しく移籍してきた」という意味ではありません。 クラブとの契約発表と、大会に向けたリーグの登録公示は、別の手続きなんです。 同じ選手が両方に登場することもあります。 リーグHの追加登録公示
同日には、琉球コラソンの黒島宣昭監督就任も公示されました。こちらも18日付です。 これはリーグからの公示日であり、クラブが最初に発表した日とは区別して読んでください。 監督就任の公示
前週分の補足も一つ。 ラティーダ琉球は16日、比嘉美咲紀氏のマネージャー就任を公式Instagramで発表していました。 今週の新しい発表とは分けて、ここに補足します。 クラブ公式の紹介
大学リーグは、中四国で全勝優勝。東海男子は4校が並ぶ
中四国は高松大と環太平洋大が優勝
前週から続いていた中四国の秋季リーグは、21日までの日程を終えました。 男子1部は高松大学、女子1部は環太平洋大学が、いずれも5戦全勝で優勝しています。
男子の最終戦は、高松大学が環太平洋大学に37-29で勝利。 女子は環太平洋大学が岡山大学を41-7で下しました。 2位は男子が環太平洋大学、女子が岡山大学です。 男子の公式結果・順位/女子の公式結果・順位
関東は明治大が無敗、女子筑波大は7連勝
関東男子1部では、明治大学が26日に順天堂大学へ34-28で勝利しました。 27日は日本体育大学と31-31で引き分け、6勝1分です。
中央大学は26日、国士舘大学に27-29で敗れました。 翌日は日本大学に33-31で勝ち、6勝1敗としています。 全勝は途切れても、翌日に勝ちを取り戻した形です。
女子の筑波大学は国士舘大学、早稲田大学を下し、7戦全勝。 男子2部では、立教大学が8戦全勝です。 関東連盟の26日結果/27日結果
東海男子は7勝1敗が4校。関西も無敗勢に注目
東海男子1部は27日、大同大学が中部大学に32-27で勝利しました。 名城大学も中京大学を34-26で破っています。 この結果、大同・名城・中部・中京の4大学が7勝1敗で並びました。
勝敗が並んでいるときは、数字だけで優勝校を決めつけず、次の直接対決も追いたいですね。 女子1部では、中京大学と大同大学が5戦全勝です。 東海男子1部の公式結果/女子1部の公式結果
関西は、9月23日更新表示の公式途中成績で、大阪体育大学が男女とも8勝です。 ここでは掲載されている途中成績として紹介し、最終優勝とはしていません。 関西連盟の公式結果
中四国の星取表を詳しく見たい方は、大学秋季リーグの地区別記事もどうぞ。 同記事の他地区の情報は9月23日時点なので、今回の週報と確認日が異なる点にはご注意ください。
U15・高校1年生・小学生にも、うれしい優勝の知らせ
U15は、15歳以下の年代を指します。 22〜23日のU15ジュニアセレクトカップ東海地区代表選考会は、男女とも三重が3戦全勝で1位でした。 愛知は男女とも2勝1敗で2位です。 三重と愛知の対戦は、男子が24-23、女子が27-24。男子は1点差の勝負になりました。 三重県協会の男子結果/女子結果
高校では、21日の名古屋地区1年生大会で、男子は愛知高校、女子は桜花学園高校が優勝。 決勝は男子が大同大大同高校に18-15、女子が千種高校に16-2でした。 愛知県協会の最終結果
熊本では23日、熊日学童大会の決勝が行われました。 男子1部は松橋HC WINS Jr.が東熊本に27-13で勝利。 女子は花園ハンドボールクラブが熊本を26-10で破り、優勝しています。 熊本県協会の最終結果
愛知の小学生大会も26日に最終日を迎えました。 東海地区少年少女大会の県代表選考会で、男子P東海ジュニア、女子豊田合成BFジュニアが優勝です。 愛知県協会の最終結果
大阪では26日、高校新人大会のブロック抽選結果が発表されました。 初日は10月18日の予定です。応援に行く方は、大阪高体連の最新案内で会場と日程を確かめてください。
判定を映像で学べるアプリと、地域を支える試合
「今のプレーは、どうして反則になったんだろう?」 そんな疑問を映像で考えられる資料を、JHAが22日に紹介しました。
「IHF Rule Interpretation App」は、180以上の映像事例を収録した無料アプリです。 AndroidとiOSに対応しています。 今回のニュースはアプリの紹介であり、競技規則が新しく改定されたという発表ではありません。 JHAのアプリ紹介
判定の前提から知りたい方は、ハンドボールの基本ルールを先に読むと、映像とつながりやすくなります。 一度に全部を覚えようとせず、気になったプレーを一つ選んでみてください。
25日には、公認A級ビーチハンドボール審判員の審査案内も出ました。 開催は10月24〜25日、神戸市の須磨海岸。申請期限は10月10日です。 受験資格や申請方法は、JHAの案内を確認してください。
熊本のチャリティーマッチは、試合と高校生向け講習会を実施
22日に山鹿市で行われた熊本地震復興支援チャリティーマッチでは、佐賀が福岡に34-32で勝利しました。 高校生向けの講習会や、寄付につなぐ活動も行われています。 代表戦やリーグ戦だけでなく、地域と選手がつながる試合にも目を向けたいですね。 レッドトルネード佐賀の開催報告
欧州女子はノルウェーとデンマークが決勝へ
欧州の女子代表大会、EHF EURO Cupも最終局面を迎えました。 12月に行われるEHF EURO本大会とは、別の大会です。
26日の準決勝は、ノルウェーがハンガリーに27-23で勝利。 デンマークはルーマニアを28-20で下しました。 27日の3位決定戦では、ルーマニアがハンガリーに33-30で勝ち、銅メダルを獲得しています。 ノルウェーの準決勝/デンマークの準決勝/3位決定戦
決勝は日本時間27日23時開始で、公式の結果記事は28日未明の公開でした。 そのため、27日23:59締切の今号では、決勝の結果は含めていません。
次の観戦は、気になったチームを一つ選んで
代表の銀メダルに、学生の全勝優勝。年代も舞台も違うところで、節目を迎えた一週間でした。 一方で、大学の途中成績やクラブの登録情報は、まだ動いている途中です。
気になったチームを一つ選び、次の試合まで追ってみると、週ごとの変化が見えてきます。 観戦前には、公式の日程・会場・配信案内をもう一度確認してみてください。