興南と昭和学院が、夏の高校日本一になりました。

男子の興南は、浦和学院に34-25で勝利。

女子の昭和学院は、洛北を23-17で破りました。

どちらも決勝だけを見れば、優勝校が前半からリードした試合です。

けれど、準決勝まで戻ると景色が変わります。

男子は2試合とも2点差以内。

女子は洛北が、前半の6点差をひっくり返しました。

夏の王者が決まった一週間です。

同時に、12月の新大会へ話が続く一週間でもありました。

今週は、この6つを押さえておけば流れがつかめます。

今週の動き確認できたこと
インターハイ男子興南が11大会ぶり7回目の優勝
インターハイ女子昭和学院が3年連続4回目の優勝
高校の新大会12月にゴールデンカップを初開催
中学・大学・一般各カテゴリーで全国大会が決着
日本代表女子U18総括を発表、男子U19は大会辞退
リーグHジュニア東西王者、人事、追加登録を発表

前号の表記を訂正しました

8月3日から9日の前号で使った調査資料に、2か所の誤植がありました。

選手名は「三浦陽奈選手」が正しい表記です。

大会名は「第31回ジャパンオープン」が正しい表記です。

JHAの代表名簿と大会ページで確認し、前号にも訂正を追記しました。

男子は興南が、最後まで主導権を渡さなかった

男子決勝は、興南が浦和学院に34-25で勝ちました。

前半は17-12。

後半も17-13でした。

前半で作った5点差を守るだけではありません。

後半も相手を上回り、9点差まで広げています。

興南は11大会ぶり7回目の優勝です。

決勝までの3試合を見ると、勝ち方は同じではありませんでした。

ラウンド対戦スコア
準々決勝興南-四日市工業32-30
準決勝興南-瓊浦35-33
決勝興南-浦和学院34-25

準々決勝と準決勝は、ともに2点差です。

準決勝は前半22-15から、後半だけを見ると13-18でした。

追われる時間をしのぎ、決勝へ進んでいます。

決勝では前後半とも相手を上回りました。

競った試合を勝ち切り、最後は点差をつける。

大会を通した勝ち上がり方にも、王者らしい幅がありました。

もう一つの準決勝は、浦和学院が北陸に32-31で勝利。

前半は15-14、後半は17-17でした。

北陸は最後まで離れませんでした。

決勝進出を分けたのは、前半の1点です。

男子の最終順位は、優勝が興南、準優勝が浦和学院。

3位は北陸と瓊浦でした。

全試合の結果と優秀選手は、JHAのインターハイ大会ページで確認できます。

女子は昭和学院が、前半の7点差を最後まで守った

女子決勝は、昭和学院が洛北に23-17で勝ちました。

前半は14-7です。

後半は9-10でした。

洛北が1点を返しましたが、前半の差は大きく残りました。

昭和学院は3年連続4回目の優勝です。

準々決勝からの3試合も並べてみます。

ラウンド対戦スコア
準々決勝昭和学院-県立岐阜商業39-13
準決勝昭和学院-神戸星城27-21
決勝昭和学院-洛北23-17

3試合とも、前半からリードしています。

準決勝は16-11。

決勝は14-7でした。

追いかける試合を作らず、先に試合の形を握った大会です。

女子で強く残ったのは、もう一つの準決勝でした。

洛北は白梅学園に、前半13-19とリードされます。

6点を追う後半を、20-12で取りました。

最終スコアは33-31です。

前半だけを見ていたら、白梅学園が決勝へ進む流れでした。

後半30分で8点差をつけ、試合全体を逆転しています。

女子の最終順位は、優勝が昭和学院、準優勝が洛北。

3位は神戸星城と白梅学園でした。

インターハイ2026観戦ガイドで紹介した大会は、沖縄県勢の興南と千葉県勢の昭和学院が頂点に立ちました。

夏で終わらない。12月にゴールデンカップが始まる

インターハイの上位4校には、次の全国舞台が待っています。

JHAは、ゴールデンカップを新設しました。

正式名称は「第1回U-18全国ハンドボール選手権大会」です。

項目内容
開催日2026年12月18日、19日
会場駒沢オリンピック公園総合運動場 体育館
出場インターハイ男女上位各4校
方式男女それぞれ準決勝と決勝
併催第78回日本選手権女子の部
配信ライブ配信を予定

男子は、浦和学院、興南、北陸、瓊浦が出場します。

女子は、昭和学院、白梅学園、神戸星城、洛北です。

夏の順位を、そのまま12月へ持ち込む大会ではありません。

4か月後に、同じ4校がもう一度日本一を争います。

JHAは創設理由として、夏の先に目標を作ることを挙げています。

高校3年生が、学校単位で全国を目指す機会を増やすためです。

会場は、日本選手権女子の部と同じです。

高校生が、国内トップカテゴリーと同じコートに立ちます。

夏に負けた相手へ、冬にもう一度挑める。

夏に勝ったチームは、追われる立場で再戦する。

新しい大会の面白さは、この時間の変化にもありそうです。

大会の背景は、JHAのゴールデンカップ創設発表に詳しく書かれています。

出場8校は、JHAの出場チーム発表で確認できます。

中学生、大学生、一般でも全国大会が決着

高校生だけではありません。

8月10日から16日は、各年代の大会結果が一気にそろいました。

カテゴリー大会男子女子
中学生クラブ全国中学生クラブカップHC京都ヴィアティン三重U15
大学西日本学生選手権名城大学大阪体育大学
一般第31回ジャパンオープンクレスタ滋賀デレフォーレ岡山

中学生クラブは、男女とも初優勝

全国中学生クラブカップ男子決勝は、HC京都が松橋HC WINSに37-22で勝ちました。

女子決勝は、ヴィアティン三重ハンドボールクラブU-15が大阪ジュニアクラブに24-21で勝利。

男女の優勝チームは、ともに初優勝です。

男子3位はPhenix東海U15とハンドボールクラブ市川。

女子3位はブレスド名古屋Jr.ハンドボールクラブと松橋HC WINSでした。

大会結果は、JHAの全国中学生クラブカップ総括で確認できます。

西日本学生は、名城大学と大阪体育大学

西日本学生選手権の男子決勝は、名城大学が大阪体育大学に41-32で勝ちました。

女子決勝は、大阪体育大学が関西大学に37-21で勝利しています。

結果は全日本学生ハンドボール連盟の西日本大会ページに掲載されています。

東日本学生選手権は、総合優勝を一校決める大会ではありません。

インカレ出場権を獲得した大学が発表されました。

男子は駿河台大学、立教大学、東海大学、明星大学です。

女子は法政大学と富士大学でした。

東日本大会の公式結果では、各組の成績も確認できます。

第31回ジャパンオープンは、男女とも接戦の決勝

男子決勝は、クレスタ滋賀が沖縄ゼネラルB.I.Cに22-20で勝ちました。

女子決勝は、デレフォーレ岡山がHC宮崎に31-27で勝利。

男女の優勝チームは、第78回日本選手権への推薦出場権を獲得しました。

大会名は「第31回」です。

JHAのジャパンオープン結果でも確認しました。

リーグHジュニアは、東西4チームが優勝決定戦へ

リーグHジュニアカップは、東ブロックと西ブロックの順位が決まりました。

ブロック区分1位2位3位
男子福井永平寺ブルーサンダージュニア男子レガロッソ ジュニアジークスター東京ジュニア
女子ジークスター東京ジュニアアランマーレジュニア福井永平寺ブルーサンダージュニア女子
西男子ゴールデンウルヴス福岡ジュニアイズミメイプルレッズJr.レッドトルネードSAGAジュニア
西女子琉球コラソンU-12ブルーサクヤ鹿児島ジュニア熊本ビューストピンディーズU12

東西の1位は、2027年2月28日の優勝決定戦へ進みます。

会場は、岐阜県の飛騨高山ビッグアリーナです。

結果は、リーグHの東ブロック発表西ブロック発表で確認できます。

トップチームの勝敗だけでなく、育成年代から同じクラブ名で全国大会へ進む流れも見えてきました。

男子U19は、安全を優先してアジア選手権を辞退

男子U19日本代表は、第11回男子ユースアジア選手権への参加を辞退しました。

大会は、2027年U19世界選手権のアジア予選です。

JHAは最後まで参加の可能性を探ったと説明しています。

開催地はヨルダンへ変更されていました。

7月27日には、開催地変更か大会延期を求める要請書をAHFへ提出。

最終判断の時点まで、明確な回答は得られませんでした。

安全面の不確実性が残ったため、選手とスタッフの安全を優先しています。

大会へ向けて準備してきた選手にとって、重い決定です。

辞退の経緯は、JHAの公式説明で確認できます。

女子U18の9位は、数字を分けて見ると印象が変わる

女子U18日本代表の世界選手権総括も公開されました。

日本は9位で、通算5勝2敗です。

全7試合で30得点以上を記録しました。

ヨーロッパ勢との5試合も、3勝2敗です。

順位だけなら、前回大会の8位には届いていません。

試合内容を数字で追うと、攻守に世界上位の記録が残っています。

選手大会記録
三浦陽奈選手63得点で大会3位、1試合平均9.00得点は大会最多
濵口りお選手45得点で大会9位、15スティールで大会3位
中川りのあ選手17スティールで大会2位

三浦陽奈選手の表記は、JHAの女子U18代表名簿でも確認しています。

スイス戦後の3連勝は、前号の週報で試合ごとに振り返りました。

今回のJHAによる大会総括には、7人攻撃と体格差への対応も書かれています。

世界大会で相手に研究され、その場で対策を変えて勝ち直す。

9位という結果の中に、次の年代へ持っていける経験が残りました。

リーグHの人事は、新規契約1人と堺の新体制

ザ・テラスホテルズ ラティーダ琉球は8月16日、木下舞香選手との新規契約合意を発表しました。

対象は2026-27シーズンです。

発表時点では、背番号、ポジション、直前所属は確認できませんでした。

確認できない情報は補わず、今後の登録発表を待ちます。

堺リエゾン大阪では、新しいスタッフと主将の体制が発表されました。

リーグH公式の表記では、玉村健次氏がヘッドコーチに就任しています。

東江太輝選手は、選手兼任のアシスタントコーチです。

菊池祐介氏がトレーナー、矢田路人選手が主将を務めます。

東江選手は登録抹消や退団ではなく、選手として新体制に入っています。

リーグHのチーム役員変更と、クラブの新体制発表を分けて確認しました。

追加登録5人は、今週の新加入へ数え直さない

リーグHは8月11日、8月7日付の追加登録5人を公表しました。

チーム選手背番号・ポジション
熊本ビューストピンディーズ川島芽依24・LB
熊本ビューストピンディーズ岩元侑莉26・CB
ブルーサクヤ鹿児島藤井愛子5・LB
ブルーサクヤ鹿児島松田梨璃郁10・RB
ブルーサクヤ鹿児島濵口まお14・RW

5選手は、加入発表の段階で過去号に掲載しています。

登録された週に、もう一度「新加入5人」と数えると重複します。

今回は、加入発表とリーグ登録を別の動きとして扱いました。

登録内容は、リーグHの追加登録発表で確認できます。

公式サイトと公式Instagramを確認した範囲では、対象週の退団と現役引退は確認できませんでした。

インターハイへの反応は、男子優勝投稿に多く集まった

8月16日23時に、JHA公式Instagramの表示を確認しました。

男子優勝投稿は約2,370件、女子優勝投稿は約1,134件の「いいね」でした。

男女決勝をまとめた投稿は、約1,957件です。

男子投稿には、興南の優勝を祝う声が並びました。

沖縄の誇りとして受け止めるコメントも確認しています。

これは、8月16日の表示時点で見えた反応です。

数字は変わります。

一部のコメントを、ファン全体の意見としては扱いません。

次週は、中学校と社会人の日本一を追う

8月18日から20日は、全国中学校ハンドボール大会です。

現行方式では、最後の大会になります。

2027年度からは、学校部活動と地域クラブが参加するU15全国選手権へ移ります。

8月20日から24日は、全日本社会人ハンドボール選手権大会。

8月23日から29日は、日・韓・中ジュニア交流競技会が予定されています。

クラブでは、木下舞香選手のリーグH登録を確認したいところです。

ゴールデンカップは、組み合わせ、チケット、配信方法の続報を待ちます。

夏の全国大会が終わっても、次のカテゴリーがすぐに始まります。

一週間ごとに追うと、選手が進んでいく道もつながって見えてきます。

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