「今日は何人来る?」 「体育館は半面だけ?」 「この前の練習、どういうルールだったっけ?」
練習を考えるとき、こんなやり取りをすることはありませんか?
いい練習を思いついても、配置や進め方を忘れてしまう。 動画で見つけた練習も、自分たちの人数に合わせるには、少し工夫がいりますよね。
そんなアイデアを、コート図と説明で残せる場所として、「ハンドボール練習ノート」を作りました。
使い方は、大きく3つです。
- 人数とねらいから探す。 今日集まるメンバーでできる練習を選ぶ。
- 複製して変える。 配置やルールを、自分たちに合わせる。
- 今日のメニューに並べる。 練習の順番と時間を決める。
練習の名前だけでなく、「何を見るか」「どんな声をかけるか」まで共有できます。 アカウント登録は不要です。

今日の人数と、練習したいことから探す
一覧では「パス・キャッチ」「シュート」「ディフェンス」など、練習のテーマを選べます。 年代、参加人数、ハーフコートか全面かでも絞り込めます。
人数を見るときは、「対人形式」と「参加人数」を分けて考えてください。
対人形式の「3対3」は、攻撃3人と守備3人のこと。 GK(ゴールキーパー)は含みません。 3対3にGKを1人置くなら、参加人数は7人です。
「今日は7人だから、3対3+GKができるな」 そんなふうに、実際に集まる人数から練習を選べます。
同じ3対3でも、何を練習したいかは変わります。 守備の助け合いを練習するなら「ディフェンス」。 攻撃と守備の両方を試すなら「実戦・ゲーム形式」。 人数が合う練習を見つけたら、ねらいも読んでみてください。
同じ2対1でも、何を見て判断するかまで残したい
たとえば、掲載している「2対1+GK|守備を見てパスか突破」。 攻撃2人、守備1人、GK1人の、計4人で行う練習です。
ねらいは、ボールを回すことではありません。 ゴールを狙いながら、守備の動きを見て、パスか突破を選ぶことです。

ボールを持った選手は、最初にゴールへ向かいます。 守備が自分を止めに来たら、味方へパス。 守備がパスを警戒して残るなら、自分で空いたコースを攻めます。
ボールを持っていない選手にも、やることがあります。 守備の後ろに隠れず、パスを受けてすぐゴールを狙える位置へ動くことです。
ボールを持つ選手が守備に近づきすぎると、パスを出す余裕がなくなります。 そこで「ゴールを見よう」「パスを出せる距離を残そう」と声をかける。 配置だけでは伝わりにくい部分も、練習の説明と一緒に残せます。
このサンプルの目安は、説明や休憩を含めて12分。 固定の時間ではないので、交代する人数や、選手が迷っている場面に合わせて調整してください。
「2対1をやる」と伝えるだけでなく、どんな場面で何を選んでほしいのかも伝える。 練習ノートでは、そこまで書けるようにしています。
見つけた練習を、自分たちに合わせて変えていい
公開されている練習は、「複製してつくる」から編集できます。 元の練習を書き換えず、自分の練習として手を加えられます。
コート図には、選手、ボール、マーカーを置けます。 移動線やパス線も描けるので、文章だけでは伝えにくい配置を図で示せます。 ハーフコートと全面も選べます。

先ほどの2対1なら、初めは守備を歩く速さにして、攻撃が周りを見る時間を作る。 選べる場面が増えてきたら、守備を通常の速さに戻す。
難しくしたいときは、攻撃できる幅を約8mから約6mに狭める方法もあります。 これはサンプルに載せている調整例です。 年代や経験、体格差に合わせて距離や人数を変え、接触の強さも先に決めてください。
「この人数なら、待つ選手をここに置こう」 「今日はパスを受ける位置を意識してほしい」 そうした変更を、図と説明の両方に残しておけます。
動きの順番まで見せたいときは、3Dハンドボール作戦盤や2D作戦盤の共有URLも添えられます。 写真や動画を直接アップロードする機能ではなく、作戦盤のリンクを付ける形です。
最後の3対3で試したいことから、前の練習を選ぶ
練習カードの「+」を押すと、「今日のメニュー」に追加できます。 順番や時間を変えながら、その日の練習を組めます。 印刷して持っていくこともできます。
たとえば、その日のテーマを「ゴールを見て、守備に合わせて選ぶ」にするとします。
最初はパス・キャッチで、ボールの扱いを確認する。 次に、動きながらパスを受けてシュート。 2対1では、守備の反応を見て選ぶ。 最後の3対3で、それを同じ人数の守備に対して試してみる。

画面の例は、4つの練習で合計45分です。 これは組み合わせ方の一例で、ツールが自動で提案したメニューではありません。 準備運動、用具の準備、給水や休憩の時間も別に確保してください。
最後の対人練習で、何ができるようになってほしいか。 そこから前の練習を選ぶと、並べる理由もチームで共有しやすくなります。
形を覚えるところから判断を加え、試合の速さへ近づける考え方は、ターンオーバーを減らす3段階の練習でも紹介しています。
公開リンクと編集キーは、分けて持っておく
登録なしで使える分、保存方法は先に知っておいてください。
| 残すもの | 保存先・使い方 |
|---|---|
| 公開した練習 | サーバーに保存。リンクを知っている人は閲覧・複製できます。 |
| 公開した練習の編集キー | 手元のブラウザに保存。編集・削除に必要なので、ファイルでも保管してください。 |
| お気に入り・下書き・今日のメニュー | 使っているブラウザ内に保存。別の端末へ自動では同期されません。 |
人に送るのは公開リンクです。編集キーは渡さないでください。 編集キーを持つ人は、その練習を編集・削除できます。 キーを失くすと復元できないので、公開後にファイル保存しておくと安心です。 保存したキーは、別の端末で読み込んで使えます。
「今日のメニュー」にも、ファイルへの保存・読み込みがあります。 使い回したい練習計画は、ブラウザ内だけでなくファイルでも残しておいてください。
いつもの練習を、ひとつ持ち寄ってもらえたら
使い方の参考として、6つのサンプル練習を載せています。
最初から新しい練習を考えなくても大丈夫です。 気になるものを開いて、ねらいを読む。 今日のメニューに入れてみる。 人数や場所が合わなければ、複製して変えてみてください。
「人数が少なくても回せるようにした」 「この声かけだと、見る場所が伝わりやすかった」
そんな自分たちの工夫も、図や進め方と一緒に公開できます。 公開したリンクをチームに送り、ほかの人が複製して使うこともできます。
練習の名前だけでなく、何のためにやるのかまで持ち寄れる場所にしたいと思っています。 いつもの練習を、ひとつ残してもらえたらうれしいです。