試合を撮ったのに、あとで見ると戦術がよく分からない。

ボールは追えている。でも選手同士が重なり、DFのずれが見えません。

そんな映像になったことはないでしょうか。

スマホの性能より、撮る位置で失敗していることが多いです。

最初に決めるのは、この3つで十分です。

  1. 高い位置から撮る
  2. センターライン付近に置く
  3. 横向きで固定する

6対6を見たい日は半面を大きく映します。

速攻と戻りを見たい日は、コート全体を入れます。

この使い分けだけでも、見返したときの分かりやすさが変わります。

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高い位置から撮ると、6人の間が見える

低い位置から撮ると、手前の選手が奥の選手に重なります。

ピボットとDFの距離も見えにくくなります。

観客席や2階席など、少し高い場所へ上がってみてください。

コートを斜め下へ見る形になると、6人の横の間隔が残ります。

誰が前へ出たのか。

その後ろを誰が埋めたのか。

ボールを持っていない選手の動きまで追いやすくなります。

会場に高い場所がなければ、できる範囲で構いません。

通路をふさがず、三脚が倒れない場所を優先します。

大会や会場が撮影を認めているかも、設置前に確認してください。

センターライン付近なら、左右の形が崩れにくい

チーム全体を撮るなら、センターラインの近くが使いやすいです。

左右どちらのゴールにも距離が偏りにくいからです。

撮る目的によっては、別の位置が合うこともあります。

撮る位置見やすいもの気をつけたいこと
高い位置・センターライン付近6人の幅、DFの移動、速攻と戻り全面を入れると選手が小さくなる
高い位置・ゴール後方奥行き、ピボット、シュートコースゴールネットで隠れやすい
低い位置・サイドライン側1対1、接触、ステップ遠い側の選手が重なりやすい

練習試合なら、短い時間だけ位置を変える方法もあります。

前半はセンターライン付近。

後半はゴール後方。

同じ攻撃でも、見えるものが変わります。

半面か全面かは、見返す質問で決める

毎回コート全体を入れればよいわけではありません。

選手が小さすぎると、足元や接触が分からなくなります。

セット攻撃と6対6のDFを見るなら、攻める側の半面を大きく撮ります。

DFの横移動やピボットの位置が残ります。

速攻と戻りを見るなら、コート全体を入れます。

最初の一歩と、戻る順番を追えるからです。

個人のステップやフォームを見る日は、もっと近くて大丈夫です。

撮る前に「今日は何を見るか」を一つ決めてください。

画角を決めやすくなります。

スマホ設定は1080p・30fpsから始める

最初は1080p、30fpsで十分です。

60fpsは細かな動きを見やすくできます。

その分、容量が増えます。

4Kも同じです。

画質は上がりますが、発熱や電池切れが起きやすくなります。

Appleの撮影設定ガイドでも、解像度とフレームレートを変更できます。

Googleの案内では、高画質動画の撮影や充電しながらの使用が発熱につながると説明されています。

夏の体育館では、ケースを外すだけで熱が逃げやすくなることがあります。

直射日光の当たる窓際も避けてください。

撮影前は、次の順で確認します。

  • スマホは横向き
  • デジタルズームと追いかける操作は使わない
  • コートの四隅とゴールが入っている
  • 30秒だけ試し撮りする
  • 電池と空き容量を確認する

スコアボードも入れば便利です。

入らない会場では、得点と時間を別の端末に記録しておきます。

機材は「高さ・固定・電源」の順でそろえる

高価なカメラから買う必要はありません。

先に、スマホが動かず最後まで撮れる状態を作ります。

1. 高さを出せる三脚

観客席が低い会場では、三脚の高さが助けになります。

ベルボンのEX-650 IIは、スマホホルダー付きです。

メーカー公表の全高は207cmあります。

2mまで伸ばすと重心が上がるので、脚は広く開いてください。

人が通る場所には置かず、手を離す前に揺れも確認します。

2. ねじで締めるスマホホルダー

ばねだけで挟むホルダーは、長時間の撮影でずれることがあります。

大きなスマホや厚いケースを使うなら、ねじで締めるタイプが安心です。

Ulanzi ST-27は金属製です。

三脚へ取り付けるための1/4インチねじ穴があります。

手持ちの三脚を使いたい人向けです。

3. モバイルバッテリーと長いケーブル

撮影は前後半だけでは終わりません。

アップやハーフタイムまで入れると、2時間近く動かす日もあります。

10,000mAhほどのバッテリーが一つあると安心です。

Anker A1388は10,000mAhで、USB-CとUSB-Aの2口があります。

手持ちのスマホに合う長めのケーブルも一緒に用意してください。

充電しながら熱くなったら、いったん給電を止めます。

三脚が軽いなら、足元へ荷物をつるす方法もあります。

専用のウェイトバッグがなくても、会場で安全に固定できれば十分です。

避難通路や観客の動線へ、ケーブルや脚を出さないでください。

撮った映像は、一つの質問で見返す

長い試合を最初から最後まで見ると、話が広がりがちです。

最初に質問を一つだけ決めます。

「中央のDFが前へ出たあと、誰がピボットを見た?」

「シュートを外したあと、最初に戻ったのは誰?」

「ターンオーバーの前に、パスを出せた場所はあった?」

質問に合う場面を3つ選びます。

そこで起きたことを先に確認します。

理由を話すのは、そのあとです。

最後に、次の練習で変える動きを一つ決めます。

3大KPIの見方を合わせると、映像と数字を同じ場面で確認できます。

ターンオーバー後の判断練習も、見返す質問を作るときのヒントになります。

動きをコート上で再現したいときは、3Dハンドボール作戦盤も使えます。

YouTubeへ置くなら、限定公開を「安全」と思い込まない

チームで映像を共有するとき、YouTubeの限定公開は便利です。

検索やチャンネル一覧には出ません。

ただし、URLを知っている人は見られます。

受け取った人が、別の人へURLを送ることもできます。

YouTubeの公開範囲の案内でも、この違いが説明されています。

共有相手を指定したいなら、非公開を選びます。

見る人は、招待されたGoogleアカウントでログインする必要があります。

未成年の選手、対戦相手、観客が映る試合では、チームだけで公開範囲を決めないでください。

大会要項、会場ルール、保護者への案内を先に確認します。

試合前30秒で、ここまで確認する

撮影担当になった日は、スローオフ直前がいちばん慌ただしくなります。

次の5つだけは、アップ中に終わらせてください。

  1. 横向きになっている
  2. 見たい範囲が切れていない
  3. 録画時間と空き容量が足りる
  4. 三脚とスマホが揺れない
  5. 撮影許可と置き場所に問題がない

スマホ1台でも、撮る位置が決まれば戦術は見えます。

高い位置。

センターライン付近。

横向きで固定。

次の練習試合では、まずこの3つから試してみてください。