若い日本代表がアジアで接戦を重ねる一方、国内では来季の顔ぶれが少しずつ見えてきました。

男子U21日本代表は、アジア男子ジュニア選手権の最初の4試合を1勝3敗で終了。クラブでは水町孝太郎選手のジークスター東京加入、野尻雄偉選手の大崎オーソル埼玉加入が発表されました。

「代表の夏」と「新シーズンの準備」が同時に進んだ、7月13日から19日の動きを見ていきましょう。

男子U21日本代表 — 1勝3敗、接戦をどう勝ち切るか

中国・滁州で行われている第19回男子ジュニア(U21)アジア選手権で、日本は7月19日までに4試合を戦いました。

日付対戦相手結果
7/15アラブ首長国連邦29-32
7/16インド47-14
7/17カタール25-29
7/19クウェート29-30

初戦のアラブ首長国連邦戦では前半を17-14とリードしながら逆転負け。インドには33点差で快勝しましたが、カタール戦は4点差、クウェート戦はわずか1点差で敗れました。

4試合で1勝3敗という数字だけを見ると苦しいスタートです。ただ、2試合は終盤まで勝敗がわからない展開でした。次に必要なのは、競った試合で最後の1本を取り切ること。若い代表にとって、ここからの戦いは結果と成長の両方が問われます。

大会は予選ラウンド各組の上位4チームが準々決勝へ進みます。日本は週明けの7月20日にイラン、22日に韓国と対戦します。この週報は7月19日終了時点の結果でまとめています。

水町孝太郎がジークスター東京へ

今週、クラブ人事で最も大きな注目を集めたのが、水町孝太郎選手の移籍でした。

ジークスター東京は7月16日、水町選手と2026-27シーズンの契約で合意したと発表しました。背番号は10、ポジションはLB(左バック)です。

水町選手は豊田合成で国内タイトルを重ね、ドイツのVfLリューベック・シュヴァルタウでもプレー。東京2020、パリ2024の両オリンピックを経験しています。長距離からのシュートだけでなく、国際舞台で培った判断力を新しいチームへ持ち込める選手です。

ジークスター東京では信太弘樹監督が就任し、リュック・アバロ氏も戦略アドバイザーに加わりました。前週の週報から続く新体制づくりに、水町選手という大きなピースが加わった形です。

得点王・野尻雄偉は大崎オーソル埼玉へ

同じ7月16日、大崎オーソル埼玉は野尻雄偉選手との契約合意を発表しました。

野尻選手は2025-26シーズン、琉球コラソンでリーグH男子の得点王に輝きました。総得点214、フィールド得点152で、どちらも個人賞を受賞しています。

大崎にとっては、1試合の中で何度も得点機会を作れるバックプレーヤーの加入です。野尻選手の個人で打開する力を、チームの攻撃へどう組み込むのか。新シーズンの見どころが、早くもひとつ増えました。

琉球コラソンは新加入4人、契約更新4人

送り出す側の琉球コラソンも、来季へ向けて大きく動きました。

7月14日には、大学卒業予定の村山倖輝選手、川勝春陽選手、山﨑貴人選手、石垣舜介選手との契約合意を発表。翌15日には、宮本悠真選手、親泊寛粋選手、坂本好誠選手、小柏魁選手との契約更新を発表しました。

石垣選手は、クラブによると石垣島出身者として初めてトップリーグでプレーする選手になります。沖縄のクラブらしい物語を持つ若手が、どんな一歩を踏み出すのか楽しみですね。

今週確認できた主なクラブ人事

発表日クラブ内容
7/13アースフレンズBM東京・神奈川三輪颯馬、遠藤輝と契約更新
7/13アースフレンズBM東京・神奈川林凌雅が退団、芳山直樹が現役引退
7/14琉球コラソン村山倖輝、川勝春陽、山﨑貴人、石垣舜介と契約合意
7/15琉球コラソン宮本悠真、親泊寛粋、坂本好誠、小柏魁と契約更新
7/16ジークスター東京水町孝太郎が加入
7/16大崎オーソル埼玉野尻雄偉と契約合意

このほか、ジークスター東京は元木博紀選手を主将、東江雄斗選手を副主将に選任。伊禮雅太選手の背番号は55から33へ変更されました。

女子U18日本代表 — 世界選手権へ18人

男子U21がアジアで戦う一方、女子U18日本代表も世界へ向けて動き始めました。

日本ハンドボール協会は7月13日、ルーマニアで行われる第11回IHF女子ユース(U18)世界選手権へ出場する18選手を発表しました。

日本はグループGに入り、アンゴラ、ブラジル、スロバキアと対戦します。予選ラウンドは各グループの上位2チームがメインラウンドへ進む方式です。

日付対戦相手
7/29アンゴラ
7/30ブラジル
8/1スロバキア

代表は7月19日から国内合宿を行い、22日からルーマニア遠征へ入ります。大会は7月29日から8月9日まで。先に世界で結果を残した女子U20に続き、次の世代がどんな戦いを見せるか注目です。

夏の国内大会と観戦情報も更新

夏の大会へ向けた案内も増えてきました。

全日本社会人選手権は男子5チーム

高松宮記念杯第14回全日本社会人選手権は、8月20日から24日まで広島県呉市で開催されます。

男子はレッドトルネードSAGA、安芸高田わくながハンドボールクラブ、大崎オーソル埼玉、TMEJレガロッソ宮城、MILLENARIO AICHIの5チームによる総当たり戦です。女子大会は今大会も開催見送りとなりました。

BRAVE KINGS CUPは入場無料

トヨタ車体ブレイヴキングス刈谷は、8月25日と26日に「BRAVE KINGS CUP 2026」を開催します。SKホークス、大同特殊鋼 Phenix TOKAIと対戦し、入場は無料。観戦には事前のチケット取得が必要です。

PSG日本ツアーは日テレジータスで生中継

8月4日のジークスター東京戦、5日のNEXT JAPAN戦は、日テレジータスで生中継されます。インターネット配信と見逃し配信は予定されていません。

現地観戦を考えている方は、PSG日本ツアーの観戦ガイド座席選びガイドもあわせて確認してみてください。

今週のまとめ

男子U21日本代表は1勝3敗。インド戦の大勝だけでなく、UAE戦での逆転負け、クウェート戦での1点差負けをどう次へつなげるかが問われます。

国内では、水町孝太郎選手と野尻雄偉選手という実績あるバックプレーヤーの新天地が決まりました。琉球コラソンでは若い選手との契約も進み、2026-27シーズンの輪郭が少しずつ見えています。

そして次の週は、男子U21の予選終盤、女子U18のルーマニア遠征が始まります。代表とクラブ、どちらも夏の動きから目が離せません。


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