ハンドボールの試合を観ていると、6人のディフェンダーが横一列に並んで守っているシーンをよく目にします。これが「6-0ディフェンス」と呼ばれる、世界で最も普及している守備の基本布陣です。
6-0 とは何か
「6-0」という数字は、ゴールエリアラインに沿って6人が並び、前に出る選手が0人いる布陣であることを表しています。つまり、6人全員がゴール前(6mライン付近)に位置取って、相手のシュートを身体で止めにいくスタイルです。
───── ゴール ─────
D D D D D D ← 6人がフラットに並ぶ
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オフェンス7人
なぜ多くのチームが採用するのか
強み
- ゴール前を厚く守れる ── 6m 付近を埋めるので、近距離からのシュートを抑えやすい。
- 連携がシンプル ── 役割が明確で、初心者から習得しやすい。
- 疲労が比較的少ない ── 大きな上下動が少ないため、長い試合でも崩れにくい。
弱み
- 9m から外のシュートに弱い ── 前に詰められないので、ロングシュートが上手いプレーヤーには的になる。
- パスワークで揺さぶられる ── 横の連動が遅れると、隙間を突かれやすい。
- 積極的にボールを奪いにいけない ── 待ちの守備になりがち。
いつ使うのか
- 相手にロングシュートが得意な選手がいないとき
- ピヴォット(ポスト)プレーヤーが強力で、まず内側を封じたいとき
- 体力を温存したい時間帯(試合終盤など)
逆に、相手のバックプレーヤーがガンガン外から打ってくるチームには、より前に出る 5-1 や 3-2-1 に切り替える判断が必要になります。
まとめ
6-0 はハンドボールディフェンスの基本のキです。すべての応用布陣は、ここから派生していると言ってもいいくらい。次回はその対極にある「3-2-1ディフェンス」を取り上げる予定です。
なにか質問があれば、いつでもどうぞ。